脳力アップ実現 今からでも間に合う
(テレビ番組:2015.12.25 団塊スタイルから) 吉沢久子さん(97歳)の脳は、今でもフル稼働しています。
吉沢さんは、一人暮らしを30年以上続けています。3度の食事をはじめ家事はすべて自分で行っています。
そればかりではありません。今も仕事を続けています。 生活評論家として週に1度地方新聞「新潟日報」に家事レポートとしてコラムを連載しているのです。 吉沢さんは、30代半ばから家事や暮らしの知恵を伝えてきました。
最近では、シニアの生き方についても数多く発表しております。目や足腰が少し衰えたというものの今も脳をフル稼働させている吉沢さん。
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その秘密はどこにあるのでしょうか。
医学博士加藤俊徳さんは脳の状態を画像で見る独自技術を開発しました。
加藤:吉沢さんの91歳のときの脳の画像を見ると「白質」は所々薄くなっているところがありますがしっかりと使われています。
同じ91歳の認知症の女性の画像を見ると活発に遣われている白質は殆んどありません、 加藤さんは、衝撃的な事実を発見しました。
5年後96歳になった吉沢さんの脳を撮影してみると、91歳のときに比べ96歳のときの方が活発に使われている白質が広がっていたのです。吉沢さんの脳は、歳を重ねてもますます元気になっていたのです。
吉沢さんの脳は、なぜ成長し続けることができるのでしょうか。
吉沢さんは33歳のとき文明評論家の古谷綱武さんと結婚、共に仕事をし、勉強会を開くなど夫から様々なことを学びました。
そんな夫は、吉沢さんが65歳のときなくなりました。
しかし、吉沢さんは、夫を亡くした辛い経験をマイナスではなくプラスに変えたのです。
吉沢:生活が一変しました。それまでは、明治生まれの暴君亭主でしたから、逆らわないように生きていました。それが自分の自由に生きられると思ったらすっかりうれしくなっちゃって。
夜の交際なんかできなかったんですけどそれをするようになったし旅行に行ったり、やれなかったことをしました。
これは、夫がくれたプレゼントだと思いましたね」
吉沢さんは、毎日のように友人や読者に手紙を書いています。自分の思いを整理し言葉にすることは脳の活性化につながります。
物事への好奇心が子供のように旺盛です。庭にどんな鳥が飛んでくるのか毎日楽しみにしています。
加藤:脳というのは経験でしか成長しないんです。自転車乗りは慣れると考えなくても乗れる。そんなことが自転車乗りだけでなく、いろんなことを体験するので、50歳まで多く学んだ人はすごく社会的に活躍しやすいし、学歴も上がる。
ところが、50を過ぎると、それがあだになる。なぜかと言うと、多く学んだ人は知っていることは考えない、脳の刺激も少ない、全部慣れで行く。
脳が全部オートマチックになっていく。」
加藤さんの著書「100歳まで成長する脳の鍛え方」を読んでみたい方はホームページ左のバナーを見てください。 これも参考になります。 ⇒株式会社脳の学校 https://www.nonogakko.com/company/kato.html
<追記>
吉沢久子さんは、2019年3月21日に満101歳でお亡くなりになっていました。
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
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